ブレイン・ベースド・コーチング News Letter 2022  November 7
こんにちは、コーチの綿引です。
人・働く・関係性をサイエンスで解くコラムをお届けします。

難しい会話・難しい感情のあつかい方

昔から仕事に感情を持ちこまないように、と言われてきました。
最近の科学的リサーチでは、感情を隠しても消えないことが分かっています。

脳の認知力や感情を司る前頭葉と大脳辺縁系は、シーソーで働きます。
脅威を感じていると、認知能力が下がります。

つまり、相手が脅威を感じるような1on1の席では、相手の脳にはこちらが話したことが
は残りません。

では、"難しい会話”をしなければいけない時、どうしたらよいでしょうか?

ニューロリーダーシップ研究所の10月に行われたWebinarで、そんな時に使えるツールを紹介しています。

全文はnoteでご覧ください。

SCARFモデルで前々職・前職を振りかえる

SCARFモデルを使って、自身のこれまでの転職を捉え直してみました。

常に”次年度の状況”を見て転職するかどうかを決めるパターンがあることが分かりました。

SCARFモデルは自己理解や、相手の反応の予測やに活用すると、普段とは違う気づきがあります。

全文はnoteからお読みください。


本の紹介

社会心理学者、Batja Mesquita氏の2022年6月出版の本。

『Between Us: How Cultures Create Emotions』(文化はいかにして情緒を創り出すか)は、感情はあらかじめ備わってはおらず、育った環境・社会的通念から創り出されていると指摘しています。とっても面白い本です。

欧米ではこどもに「私の感情(my feeling)」を強調し、アジアでは「周りの感情(our feeling)」を重要視するとのこと。
日本のアスリートが2位になった記者会見で”応援してくれた皆さんに申し訳ない”と発言することを研究した調査結果も紹介されています。

文化を外から見ること、他と比較することで、単体では見えないことが見えます。
日本語訳が待ち遠しいです。


編集後記

ファシリテーションの仕事の機会がありました。無事に終わりホッとしながらも、どこか、引っかかります。

「ツールを学ぶと、実践したくなる」
とファシリテーターの先輩が言っていた言葉を思い出しました。そして、よくよく振り返ってみると1箇所、プロセスに懲りすぎたように思えてきました。

その現場にあるものを、そのままを捉える。の分量が足りませんでした。

presence over process
プロセスよりも、そこに100%いる存在であることがファシリテーターにとってもコーチにとっても大切だなと改めて感じました。

Photo by Tobi on Unsplash

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