26 NEWS LETTER 2025/03/17
ニュースレター
こんにちは。EC担当の竹内です。
気づけば3月も中旬ですね。暖かい陽気に包まれ、
少しずつ春の訪れを感じられるようになりました。
新しい季節を迎えるこの時期、心も新たに前向きに過ごしていきましょう。
前回は
浄土宗数珠の持ち方について
ご紹介しました。
こちらからご覧いただけます。
前回の内容
Vol.26 「数珠の種類」
~心をつなぐ百万遍数珠の魅力について~
前回までは日課数珠についてでしたが、
今週は「百万遍(ひゃくまんべん)数珠」についてご紹介します。
「百万遍数珠」は「百万遍念仏」を行う際に使用する大きな数珠の総称です。
1080顆もしくは540顆のものなどがあります。
玉の大きさにもよりますが、全長数十メートルにも及ぶこともあります。
ではこの大きな数珠を使用する「百万遍念仏」とは
いったいどのような修行なのでしょうか。
「百万遍念仏」とは
浄土往生・先亡供養・除災招福のために
100万回の念仏を誦(とな)える修行のことを指します。
この修行には2通りあり、
・1人で7日間もしくは10日間と日数を決めて、
100万回の念仏を誦える修行
・10人またはそれ以上の集団で合計100万回誦えるという修行
があります。
ところで、なぜ「百万」という数字になったのでしょうか。
それは、、、
『木槵子(もくげんし)経』の中で
「数珠を持ち三宝の名を称え百万遍を満たす者は
百八煩悩を断除し涅槃に趣向する」
という説があったり、
また迦才(かざい【中国唐代の長安の弘法寺に住したとされる学僧】)は
『浄土論』の中で
「阿弥陀仏を念じ百万遍巳去を得、
決定して極楽世界に生ずることを得」
と説き、百万遍念仏をもって住生浄土の業(苦労して成し遂げる事柄)
としたこと等からきていると言われています。
今回はここまでです。
ところで全長数十メートルともなる数珠。
どうやって扱うか気になりませんか?
次回は
~ 共につなぐ心。百万遍数珠の使い方 ~
こちらについて、乞うご期待ください!
今後の配信を希望されない場合は下記リンクより配信停止が行えます。
配信停止
発行元株式会社土屋念珠店
EC担当 竹内竜之祐