そもそもなんで片手数珠が生まれたのでしょうか。
諸説ありますが、お釈迦様の形見分けでできたと云われています。
お釈迦様が入滅された後、信者たちは悲しみに包まれていました。
何かしら持ち帰りたいと願い、
お釈迦様が使用していた数珠を形見として分けることにしました。
しかし弟子の数は多く、
お釈迦様が持っておられた数珠だけでは到底足りません。
そこで一つの数珠をいくつかに分け、
片手で持てる小さな数珠を作ることで、皆に行き渡るようになりました。
これが後にコンパクトで使い勝手が良いと評判になり、
多くの信者たちによって使用されるようになったようです。