14 NEWS LETTER 2024/12/02
ニュースレター
こんにちは。EC担当の竹内です。
いよいよ寒さも本格的になり、師走の雰囲気が漂ってきましたね。
もうすぐ年末、時間が経つのは本当に早いと感じます。
少し間が空きましたが、
このNEWS LETTERで「京念珠」の
歴史や今後の在り方などを
配信してきました。
これまでの配信は
ECサイトの新着情報の項目に
まとめて掲載しております。
前の内容が気になった方や、
再度見られたい方は
こちらからご覧いただけます。
Vol.14「数珠の種類」
~ 数珠の秘密!玉数の種類について ~
今週からは数珠本体に注目していきます。
数珠といっても大きく二つに分けることができます。
略式数珠と本式数珠です。
まずは一般の方でも馴染みのある略式数珠について取り上げていきます!
略式数珠ですぐに思い浮かぶのが片手数珠だと思います。
しかし略式数珠は他にもあり、
腕輪数珠、数珠ブレスレットも略式数珠の一つです。
今週は片手数珠の玉数について詳しく取り上げます!
仏教において数字は象徴的な意味を持つことが多く、
教義や儀式、修行などにも関わっています。
片手数珠も同様です。数珠の根本は108と言われており、
『数珠功徳経』では
「その数珠は必ず当さに須らく一百八顆を満つべし。」と書かれています。
108を基準に片手数珠は利便性を求めて簡略化されていきました。
『金剛頂瑜伽念誦経』によると、数珠を分別すると四種あるとされ、
上品(じょうぼん)、最勝、中品、下品とあり、
上品=1080玉
最勝=108玉
中品=54玉
下品=27玉
と記されています。
『校量数珠功徳経』では、同じく四種ですが、
108を以って満数とし、54、27、14とあります。
似た説で『陀羅尼集経』でも同じく四種ですが、
『校量数珠功徳経』とは少し異なり
108を満数とし、54、42、21とあります。
さらにこの他にも『禅林象器箋』では
108を三分する36、108を六分する18というものもあります。
経典によって異なっていますが、まとめると玉数の種類は
大きく分けて9つありました。
・1080玉 ・108玉 ・54玉・42玉 ・36玉 ・27玉
・21玉 ・18玉 ・14玉
これらの数はただの数字ではなく、
それぞれが持つ意味や歴史を象徴しています。
詳しくは次回に。
今回はここまでです。
玉数には多様な種類があり、それぞれ異なる意味があります。
次回は玉数の意味について詳しくご紹介していきます。
次回は
~ 玉数に込められた意味について ~
こちらについて、乞うご期待ください!
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発行元株式会社土屋念珠店
EC担当 竹内竜之祐