82     NEWS LETTER   2026/08/17

ニュースレター

こんにちは。EC担当の竹内です。

お盆休みはゆっくりと過ごせましたでしょうか。

暦の上では秋を迎えたとはいえ、

外に出ればまだまだ身の危険を感じるほどの猛暑が続いております。

お休み明けは知らず知らずのうちに体に疲れが残りがちですので、

無理をなさらず、水分補給と十分な休息を心がけてお過ごしください。

前回は青虎目石について

取り上げました。


こちらからご覧いただけます。


前回の内容

Vol.82 「数珠の種類」


~ 漆黒の静寂。黒オニキスの魅力 ~


今週は、数ある石玉の中でも圧倒的な存在感と洗練された気品を放つ

「黒オニキス(ブラックオニキス)」 をご紹介いたします。

吸い込まれるような深い黒と美しい光沢を持つこの石は、

性別や年齢を問わず絶大な人気を誇り、

フォーマルな場にも完璧に馴染む定番中の定番素材です。


では、詳細を見ていきましょう!

① 特徴

黒オニキスは、微細な石英が集まってできた瑪瑙(メノウ)の一種で、

光を通さない漆黒の美しさが特徴の天然石です。

表面を丹念に研磨することで、艶やかな鏡面のような光沢が生まれ、

シンプルでありながら非常に重厚感のある手元を演出します。

硬度が高く傷がつきにくいため、

日常のお参りや突然の法事でも安心して長くお使いいただける、実用性と

美しさを兼ね備えた一生ものの素材です。

② 仏教的観点・数珠としての意味

「黒」は、一切の迷いや雑念を払い、強い意思を貫く色とされています。

あらゆる光を包み込むような漆黒の黒オニキスは、

持つ人の余計な感情の乱れを鎮め、

邪気を払う強力な「魔除け」の意味を持つと信じられてきました。

そのため、不測の事態や試練に直面したときに強い決意を持ちたいとき、

周りの意見や雑音に惑わされず自分自身の芯を保ちたいとき、

あるいは故人様と深く静かに向き合い追悼の誠を捧げたいときなど、

持ち主に「不動の心」と「守護」をもたらすお守りとして

選ばれることが多い素材です。

最後に黒オニキスにまつわるちょっとした豆知識。


ギリシャ神話に由来する「爪」の名

「オニキス」という名前は、

ギリシャ語で「爪(Onyx)」を意味する言葉に由来しています。

ギリシャ神話において、愛の女神アフロディーテが眠っている間に、

キューピッドがその爪を矢で切って遊んでいたところ、

その爪が神聖なインダス川に落ちて石(オニキス)になったという

ロマンチックな伝説が残されています。


ヴィクトリア女王が愛した「モーニング・ジュエリー」

19世紀のイギリスにおいて、

ヴィクトリア女王が最愛の夫アルバート公を亡くした際、

喪に服す期間中に身につけたことで黒い宝石が大流行しました。

黒オニキスはその気品ある深い黒から、

故人を偲ぶ「モーニング(哀悼)・ジュエリー」として重用され、

現代のフォーマルな場における装身具としての格を確立しました。

今回はここまでです。

次回は


~ 温もりの層が繋ぐ絆。瑪瑙の魅力 ~


こちらについて、乞うご期待ください!


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発行元
株式会社土屋念珠店

EC担当 竹内竜之祐