79     NEWS LETTER   2026/07/27

ニュースレター

こんにちは。EC担当の竹内です。

7月も半ばを迎え、梅雨明けを告げる蝉の鳴き声が、

どこからともなく聞こえ始める時節となりました。

日に日に増していく強い日差しに、本格的な夏の始まりを感じる今日この頃、

皆様どうぞお身体を大切に、健やかにお過ごしくださいませ。

前回は藤雲石について

取り上げました。


こちらからご覧いただけます。


前回の内容

Vol.79 「数珠の種類」


~ 邪気を払い、真実を見通す。虎目石の魅力 ~


今週は、数ある石玉の中でもひときわ力強い存在感を放つ

「虎目石(タイガーアイ)」 をご紹介いたします。

その名の通り、まるで虎の鋭い眼光を思わせる独特の輝きを持つこの石は、

古来より魔除けや幸運を呼ぶ石として珍重され、

特に男性のお数珠として圧倒的な人気と信頼を誇る素材です。


では、詳細を見ていきましょう!

① 特徴

クロシドライト(青石綿)という鉱物に石英(クォーツ)が染み込んで

硬化したのち、酸化して美しい黄金色や茶褐色に変化した天然石です。

最大の特徴は表面に「シャトヤンシー(キャッツアイ効果)」と呼ばれる、

光の筋が揺らめく現象が見られる点にあります。

研磨された丸珠を動かすたびに、

まるで生きている虎の目のように鋭くも美しい光彩が走り、

見る角度によって全く異なる表情を楽しませてくれます。

石質は非常に頑丈で割れにくく、日々のお参りで長く安心して使い続けられる

抜群の耐久性を備えているのも大きな魅力です。

② 仏教的観点・数珠としての意味

仏教において「虎」は、

強靭な生命力や邪悪なものを退ける守護の象徴とされてきました。

この虎の目を宿した虎目石は、持ち主の「洞察力」や「決断力」を高め、

物事の本質を見抜く力を授けるとされています。

日々の生活や仕事において、迷いを断ち切って正しい道へと進みたいとき、

あるいは予期せぬ災いから身を守り、一族の繁栄や家内安全を願うときなど、

持ち主の意思を強く支えるお守りとして選ばれることが多い素材です。

最後に虎目石にまつわるちょっとした豆知識。


古代エジプトの神の目

古代エジプトにおいて、虎目石は「天の神(ホルス)」や

「太陽の神(ラー)」の目を象徴する神聖な石とされていました。

神々のようにすべてを見通す力を得るため、

ファラオ(王)や神官たちが装飾品として身につけたり、

神像の「目」の部分にこの石をはめ込んだりしていた歴史があります。

時空を超えてすべてを見渡す慈悲の眼差しとして、

数珠の起源にも深く通ずるロマン溢れる石です。


一日に千里を往って千里を還る

虎は一日で千里もの遠い距離を走り、

また無事に巣へと戻ってくるという驚異的な生命力を持っています。

このことから、虎目石は「旅の安全」や

「出ていったものが無事に戻る(お金や健康が戻る)」

という縁起を担ぐお守りとしても大切にされてきました。

出張や旅行が多い方への贈り物や、

いつまでも健康で元気に過ごしてほしい方への贈り物として、

数珠に仕立ててお渡しするのにも大変喜ばれる素材です。

今回はここまでです。

次回は


~ 深紅の煌めき。赤虎目石の魅力 ~


こちらについて、乞うご期待ください!


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発行元
株式会社土屋念珠店

EC担当 竹内竜之祐