① 特徴
クロシドライト(青石綿)という鉱物に石英(クォーツ)が染み込んで
硬化したのち、酸化して美しい黄金色や茶褐色に変化した天然石です。
最大の特徴は表面に「シャトヤンシー(キャッツアイ効果)」と呼ばれる、
光の筋が揺らめく現象が見られる点にあります。
研磨された丸珠を動かすたびに、
まるで生きている虎の目のように鋭くも美しい光彩が走り、
見る角度によって全く異なる表情を楽しませてくれます。
石質は非常に頑丈で割れにくく、日々のお参りで長く安心して使い続けられる
抜群の耐久性を備えているのも大きな魅力です。
② 仏教的観点・数珠としての意味
仏教において「虎」は、
強靭な生命力や邪悪なものを退ける守護の象徴とされてきました。
この虎の目を宿した虎目石は、持ち主の「洞察力」や「決断力」を高め、
物事の本質を見抜く力を授けるとされています。
日々の生活や仕事において、迷いを断ち切って正しい道へと進みたいとき、
あるいは予期せぬ災いから身を守り、一族の繁栄や家内安全を願うときなど、
持ち主の意思を強く支えるお守りとして選ばれることが多い素材です。