68     NEWS LETTER   2026/04/20

ニュースレター

こんにちは。EC担当の竹内です。

陽光が日に日に力強さを増し、

自然のエネルギーが満ち溢れる心地よい季節を迎えました。

柔らかな若葉が重なり合う様子は見ているだけで心を穏やかにしてくれます。

前回は桜について

取り上げました。


こちらからご覧いただけます。

前回の内容

Vol.68 「数珠の種類」


~ 堂々たる日本の美。欅(けやき)の魅力 ~


今週ご紹介するのは、

古来より日本の建築や工芸として愛されてきた銘木、「欅(けやき)」です。

街路樹や寺院の大きな柱として私たちに馴染み深い欅ですが、

数珠として手に取ると、

その力強い生命力と独特の温もりを改めて感じることができます。


では、その詳細を見ていきましょう!

① 特徴

日本を代表する広葉樹の最高峰です。

最大の特徴は、何といっても「力強く美しい木目」にあります。

明瞭に現れるダイナミックな年輪は、

厳しい季節を幾度も越えてきた証であり、見る者に安心感を与えてくれます。

また、非常に硬く、摩耗に強いのも特徴です。

古くから「一生もの」の家具や寺院の構造材に使われてきた通り、

数珠としても驚くほどの耐久性を誇ります。

使い込む程に表面の凹凸が馴染み、橙色から渋みのある飴色へと育っていく、

その豊かな表情の変化も欅を持つ大きな喜びです。

② 仏教的観点・数珠としての意味

古くから神社仏閣の建立に欠かせない「聖なる木」として扱われてきました。その堂々とした立ち姿から「尊貴」「質実剛紀」の象徴とされ、

持ち主の精神をどっしりと安定させる力があると信じられています。

仏教的観点では、風雪に耐えて大樹となる欅の姿を「精進」や

「不屈の精神」に重ねることがあります。

そのため数珠としては、自分自身の信念を貫きたいときや、

家族や組織の柱として周囲を支える力を得たいとき、あるいは

日々の平穏を願う「家内安全」のお守りとして選ばれることが多い素材です。

日本の風土が育んだ力強いエネルギーが、

持つ人の心に揺るぎない自信を授けてくれます。

最後に欅にまつわるちょっとした豆知識。


「けやき」は「けやけき木」!?

欅という名は、古語の「けやけし(際立っている、目立つ)」

という言葉が語源とされています。

他の木とは一線を画す、ひときわ傑出した美しい木であるという賛辞が

そのまま名前になったと言われており、

古来より特別な存在であったことが分かります。


清水の舞台を支える「縁の下の力持ち」

京都を代表する「清水の舞台」。あの巨大な構造を支える柱の多くは、

実はケヤキでできています。数百年もの間、雨風にさらされながら

何万人もの参拝者を支え続けているその驚異的な耐久性が、

ケヤキが「信頼の木」と呼ばれる最大の理由です。

今回はここまでです。

次回は


~千年の時を駆ける、黄金の霊木。榧(かや)の魅力 ~


こちらについて、乞うご期待ください!


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発行元
株式会社土屋念珠店

EC担当 竹内竜之祐