66     NEWS LETTER   2026/04/06

ニュースレター

こんにちは。EC担当の竹内です。

新年度がスタートして一週間。期待と緊張が入り混じるなか、

少しずつ新しい生活のリズムが整ってきた頃でしょうか。

環境の変化で知らず知らずのうちに疲れが溜まりやすい時期でもあります。

心穏やかな時間をお過ごしください。

前回は

桑について取り上げました。


こちらからご覧いただけます。

前回の内容

Vol.66 「数珠の種類」


~ 奇跡の天然色。パープルハートの魅力 ~


今週ご紹介するのは、塗装ではなく「天然の木の色」でありながら、

鮮やかな紫色を放つ稀少な銘木「パープルハート」です。

南米の熱帯雨林で育つこの木は、その名の通り「紫の心(芯)」を持ち、

古くから貴族や王族を魅了してきた特別な素材です。

では、その詳細を見ていきましょう。

① 特徴

ブラジルなどのアマゾン川流域に自生するマメ科の広葉樹です。

最大の特徴は、何といってもその「色」にあります。伐採直後は褐色ですが、

空気に触れて光を浴びることで、鮮やかな紫色へと変化します。

この色は着色ではなく、木自体が持つ天然の色素によるものです。

また、非常に硬く重厚で、耐久性・防虫性に優れているのも大きな特徴です。密度が高いため、磨き上げることで絹のような美しい光沢が生まれ、

木材でありながら宝石のような気品を漂わせる仕上がりとなります。


② 仏教的観点・数珠としての意味

仏教において「紫」という色は、最も尊い最高位の色とされています。

古来より高僧の衣や、荘厳(しょうごん)に用いられてきたこの色は、

至高の知恵や慈悲、そして精神性の高さを象徴する色でもあります。

天然の紫色を持つパープルハートは、数珠として持つことで

「持ち主の徳を高め、魔を払う」という意味合いが込められています。

また、非常に強靭で腐食に強い性質から、揺るぎない信念や、

困難に負けない強い心を支えるお守りとしても選ばれています。

最後にパープルハートにまつわるちょっとした豆知識。


なぜ天然で「紫色」になるの?

この色は木に含まれる「アントシアニン」などの色素成分が、

伐採後に光(紫外線)や酸素に触れることで化学反応を起こして現れます。

切り立ては地味な褐色ですが、太陽の光を浴びることで、

まるで魔法のように鮮やかな紫色へと目覚めるのです。


かつての王族が愛用した家具の材

その美しさと強靭さから、かつてのヨーロッパ諸国では王族の家具や、

宮殿の内装材として重宝されました。

まさに「木の貴族」と呼ぶにふさわしい歴史を持っており、

数珠として仕立てた際も、どこか凛とした気品が漂います。

今回はここまでです。

次回は


~ 堂々たる日本の美。欅(けやき)の魅力 ~


こちらについて、乞うご期待ください!


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発行元
株式会社土屋念珠店

EC担当 竹内竜之祐