58     NEWS LETTER   2025/12/08

ニュースレター

こんにちは。EC担当の竹内です。

冬の気配が深まり、手元のぬくもりが恋しくなる季節となりました。

街の光が少しずつ濃くなり、年末のムードが近づいてきましたね。


前回は特別号として

「珠数供養」について

取り上げました。


こちらからご覧いただけます。

前回の内容

Vol.58 「数珠の種類」


~ 鉄の名をもつ木。鉄刀木の魅力 ~


今週から素材の内容に戻り、一つ一つ紹介していきます。

重厚感と風格を備えた銘木 「鉄刀木(たがやさん)」 をご紹介いたします。

黒檀・紫檀と共に三大唐木の一つとして有名です。


そもそも三大唐木とは?

中国をはじめとしたアジア地域から古く輸入され、
堅牢で美しい銘木として特に珍重されてきた3種類の木材の総称です。


では詳細を見ていきましょう!

① 特徴

その名の通り“鉄の刀のように硬い木”と書きます。
東南アジアを中心に産する広葉樹で、

非常に重く・密度が高く・磨くほど深い光沢が現れるのが特徴です。

木肌は黒褐色を基調に、虎の縞のような力強い杢目(もくめ)が走り、

古来より高級家具や仏具の素材として珍重されてきました。
数ある銘木の中でも特に耐久性に優れ、職人の間では
「削るより“鉄を切る方がラク”と冗談めかして言われるほど」
加工が難しい材として知られています。


② 仏教的観点・数珠としての意味

硬く揺るぎない性質から、「不動」「堅固」「迷いを断ち切る」

といった象徴性を持つとされます。

そのため数珠としては、


心をしっかり保ちたいとき

決断力を高めたいとき

日々のお守りとして堅固な安心感を求めるとき


などに選ばれることが多い素材です。

また、黒褐色の落ち着いた風合いは、

仏教における「静寂」「深い内省」を想起させ、
長く寄り添う数珠として静かな存在感を放ちます。

最後に鉄刀木にまつわるちょっとした豆知識。


伽藍(寺院建築)にも使われていた!?

その耐久性の高さから、

寺院の一部構造材や仏具の芯材にも使われていたと言われます。

黒く締まる木肌が寺院の荘厳な雰囲気とも相性がよかったためです。


鉄刀木は“曽呂利杢(そろりもく)”が出ることがある!?

鉄刀木で時々見られる細かい波模様の杢目は、

曽呂利杢(そろりもく)と呼ばれ、刀の鞘の装飾に用いられた

「曽呂利拵え(そろりごしらえ)」に似ていることが語源。

杢目の入り方によって価値が上がることも!?

今回はここまでです。

次回は


深まる黒が息づく素材。シャム柿の魅力


こちらについて、乞うご期待ください!


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発行元
株式会社土屋念珠店

EC担当 竹内竜之祐