56 NEWS LETTER 2025/11/24
ニュースレター
こんにちは。EC担当の竹内です。
秋風が心地よく、木々も少しずつ色づいてきました。日に日に深まる秋の景色に、ふと立ち止まって眺める時間もいいものです。秋のやわらかな空気に包まれながら、穏やかなひとときをお過ごしください。
前回は紫檀について
取り上げました。
※前回の写真は縞黒檀を
載せてしまいました。
申し訳ありませんでした。
こちらからご覧いただけます。
Vol.56 「数珠の種類」
~ 美しい木目が際立つ。栴檀の魅力 ~
今週は栴檀について取り上げていきます。香り・質感ともに独特の魅力を持つ木で、
念珠に用いられてきた理由にも深い背景があります。
まずは、その特徴からご紹介いたします。
栴檀は古くから“香りのする木”として親しまれ、ほんのり甘く落ち着きのある香気が魅力です。数珠に仕立ててもほのかな香りが残り、手にするたび心が整うような感覚を与えてくれます。また軽くて肌当たりが柔らかく、日常使いの念珠やブレスとしても負担が少ない素材です。色合いは明るい黄褐色からやや濃いブラウンまで幅があり、使うほどに艶が深まる経年変化も楽しめます。
香りのある木は古来より「心を整え、場を清める」とされ、栴檀もその代表的な存在です。迷いや雑念を払い、穏やかな心へ導く素材として重宝されてきました。仏典には「栴檀の香りは遠くまで届き、徳を広める」と記され、功徳を高め、良縁や善い行いを引き寄せる象徴ともされています。また“良い香りは修行を積んだ者の徳の表れ”という考え方から、栴檀の念珠は内面を磨くためのお守りとしても尊ばれてきました。
最後に栴檀にまつわるちょっとした豆知識。
ことわざの「栴檀」は実は別の木
「栴檀は双葉より芳し」ということわざがありますが、
ここでの“栴檀”は**白檀(ビャクダン)**のことを指しているそうです。
名前が似ているため混同されがちですが、実際には別の樹種です。
栴檀の葉は薬として使われていた
古くは 葉・樹皮・実を薬用として利用した歴史もあります。
解熱や虫刺されに使われていた地域もあり、
“身近な薬木”として大切にされてきました。
今回はここまでです。
次回は
~ 鉄の名をもつ木。鉄刀木の魅力 ~
こちらについて、乞うご期待ください!
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発行元株式会社土屋念珠店
EC担当 竹内竜之祐