19     NEWS LETTER   2025/01/27

ニュースレター

  

こんにちは。EC担当の竹内です。

1月ももうすぐ終わりますが、新年のスタートはいかがでしたか。

気温の変化が激しい日々が続いていますが、

体調にはくれぐれもお気を付けください。

前回は本式数珠の導入遍について

ご紹介しました。

宗派によって修行や礼拝が異なるため数珠の形も異なるということでした。

こちらからご覧ください。

前回の内容
  

Vol.19 「数珠の種類」


~ 宗派ごとに選ぶ!本式数珠の魅力 真言宗編 ~


前回は本式数珠と略式数珠の違いについてでしたが、

次は宗派ごとに見ていきたいと思います。


今週は真言宗の数珠についてご紹介します。



真言宗の本式数珠は別名「振分(ふりわけ)数珠」と呼ばれ、

親玉と房が左右に振り分けられるということから

「振分」という呼ばれ方をされたと言われています。


まずは形の特徴を見ていきましょう。

使用している玉は

主玉108、親玉2、天玉4、浄名1、弟子玉20、露玉4

の合計139の玉から構成されています。


親玉(母珠)から7顆目、21顆目のところに四天玉がありますが、

真言・陀羅尼を七遍、二十一遍、五十四遍、百八遍を唱えるという

真言宗の修行法に基づいてできたものと言われています。



房は両側についており、菊房が基本の形となります。

(※例外も存在します)


また「振分」の由来でもご紹介しましたが、

左右に振り分けられた親玉や房は「表」と「裏」と呼ばれているのですが、

どのように見分けているのでしょうか。


一見しただけだと同じように見える左右の房ですが、

いくつかの異なるポイントがあります。


1.浄名と言われる玉が付いている→「表」

2.親玉と弟子玉の間にある軸の結び方

  四ツ目結び    →「表」

  男結び(いぼ結び)→「裏」

3.親玉と房の結合部に結び目がある→「裏」

4.四天玉が近くに配置してある→「表」

  (例外もございます。)


以上の違いがございます。


二重にして展示されたり、箱に入れたりすることが多いかと思います。

その際に「表」を上にする方が良いのでご注意を!

  

今回はここまでです。

次回は真言宗の数珠の持ち方について取り上げます。


~宗派ごとに選ぶ!本式数珠の持ち方について 真言宗編~


こちらについて、乞うご期待ください!


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発行元
株式会社土屋念珠店

EC担当 竹内竜之祐